仕事でトロフィー作ってます

イベント運営とデザインの仕事をしてます。
仕事上の関係からトロフィーやメダルのデザインや手配を行う事が多いです。
トロフィーの選定は主に専門カタログから予算と目的を考慮しながら決めていきます。
ただし、大規模な大会では関係者も多いのでトロフィーに関しては実物のサンプルを数点集めてプレゼンする事もあります。
その幾つか手がけた中で私の思いでに残るトロフィーがあります。
ある公式の水泳大会の全てのデザインを担当した時の物です。
公式ですので日本水泳連盟の公認記録が認定される大会です、新記録が出た時点でその人のアスリート人生に大きく影響を与えます。

早速トロフィーの準備に取りかかります、トロフィーの作成は発注してから時間がかかるので大会準備の中では比較的最初に手配しなければなりません。
しかし、今回はプレゼンが待ってます、ココを突破しないと先に進めません。
そこで色々考え、今までと同じではなくシンプルでフォルムの美しいデザインをテーマに考え始めます、専門会社の担当と相談し今まであまり見た事が無いトロフィーのサンプルを用意してもらいました。
プレゼンの結果一番値段の高いトロフィーデザインが採用され、早速制作に取りかかります。
採用されたのでシンプルですが直線のラインが美しいクリスタルをイメージする透明の水晶型の物です、この透明の表面にレーザーで大会名称や必要な項目を刻印していき、オリジナルとして完成させます。
こうして出来たトロフィーは私のなかでも思い入れがある物になったので是非とも優秀なアスリートに取ってほしいと切に願いながら大会当日をむかえます。
実はその水泳大会には関係者が注目している選手がいました。
その当時まだ高校生ですが、背泳ぎでは国内最速の実力の持ち主です。
今までは公式の場でいい成績が出なくてあまり知られてませんが、いつかは記録的な泳ぎをするのではと期待されてました、せめて高校生新記録は出して欲しいと。
しかしその日の夕方に奇跡は起きました、200メートルの背泳ぎで彼はついに日本記録を出しました。
公式大会を運営している立場としてはこれほど嬉しい事はありません。
結果私の作った最高のトロフィーは高校生だった彼が日本新記録を打ち出した事でその大会の最優秀選手として誇らしげな笑顔で持っていきました。
そしてその彼は数年後、ロンドンオリンピックで見事メダルを獲得する事になります。
オリンピックのメダルと共に私の作ったトロフィーと一緒に何処かに飾ってもらっていたら嬉しいです。

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